★ 日時 平成20年11月19日(水)
★ 調査地 クリーン21長谷山(城南衛星管理組合)
〒610-0111 京都府城陽市富野長谷山1-270 0774-52-3581
城陽市 人口 8万人 面積 32平方q 議員定数20名中公明党4名
★ 調査内容 「クリーン21長谷山」について
1. 工場の規模等
@ 敷地面積 27.287u
A 着工 平成15年10月
B 竣工 平成18年10月
C ごみ処理能力 焼却炉12t/24h×2炉 計240t/24h
1日2トン車で150台分のゴミを焼却している
D 発電能力 4900kw(年7200万円関西電力に売電)
E 灰溶融炉 24t/24h×2炉(交互運転)1400℃〜1500℃
灰溶融炉を活用により、通常の焼却ゴミの20分の1に減量できる。
2. 工場建設総事業費
62億24,962,000円
財源内訳 国庫補助金 1,997,036
起債 3,386,900
雑入 8,269
市町分担金 832,487
合計 6,224,962,000
3. 組合議会
3市(宇部市・城南市・八幡市)と3町(久御山町・宇治田原町・井出町)
4. 施設
クリーンピア沢(し尿処理場)
クリーン21長谷山(上記参照)
折居清掃工場(竣工 昭和61年3月 焼却能力230t/24t×2炉)
奥山リユースセンター
グリーンヒル三郷山(スラグ保管地)
エコポート・長谷山(再資源化施設・リサイクル工場)→衣服工房(衣服実費譲渡→出張販売が好評とか)、ガラス工房、自転車工房等がある。
5. クリーン21長谷山 施設の特徴
@ 資源化と有効利用
焼却灰と飛灰を溶融設備で減熔スラグ化。スラグは埋め戻し材、
アスファルト混合材などの土木資材の他、その透水性を生かした
コンクリート製品の細骨材としても利用されている。(残灰の一部
は大阪湾の埋め立て地へ搬送。)
A 排ガス処理
排ガスの環境保全対策はダイオキシン類対策を始め、厳しい基準値に適合しうる焼却炉設備を採用。工場内は悪臭はほとんど感じなかった。
B 水資源利用の削減
工場内から発生する排水及び近接埋め立て処分地からの浸出水・雨水等を再利用し、上水使用量を削減。
★ 「クリーン21長谷山」は2年前に竣工したばかりの新しい焼却炉を2機もっている。24時間稼働(夜間は自働運転)。ゴミの焼却過程で出る熱を利用し、発電も行っている。灰溶融炉方式のストーカー炉であり、現在の日野市の焼却炉の20分の1まで最終ゴミを減らすことができるという。しかし、灰溶融炉の運転コスト(灯油・電力)はかなり高額とのことで、日野市としては、費用対抗効果をしっかり試算する費用があるだろう。
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