● 「50過ぎたら聴きたいライブ」といううコンサートに行って来ました。
主役はクーペという人とそのお弟子さんのshihoさんです。
クーペさんは山口県出身。高校卒業後、林家三平師匠に弟子入りしますが素行が悪く、9回破門され、妻とも離婚。当時1歳の娘とも別れることに。その後、多摩市でライブバーを開くが酒とギャンブルに溺れ、借金取りに追われます。
転機は25年ぶりに娘から届いた1通の手紙。
「私を生んでくれてありがとう」
生きる張り合いができました。娘の住所もわからないまま作った曲が東芝EMIのプロデューサーに注目され、55歳で異例のメジャーデビュー。店の従業員でミュージシャンのshihoとのコンビで「50過ぎたら聴きたいライブ」を始めました。しかし、2005年の夏、脳梗塞で倒れ、一命は取り留めたものの、右半身に麻痺が残り、現在もリハビリを続けている。
しかし、そんなとき、奇跡が起こりました。
九州で開催したコンサートの会場に娘さんが来てくれたのです。その模様は、先月10月1日のフジテレビの番組「ザ・ノンフィクション」〜駄目なオヤジのラブソング〜で放映されました。もう涙涙の感動の連続でした。クーペさんの歌は詩はクーペさん、曲はshihoさんという曲がおおいのですが、どの曲もテーマがあり、環境、命、家族のきずな等とても奥が深いテーマをやさしい、ユニークな言葉と表現で歌って見せてくれます。まだ、右手が不自由ですが、これからも、身体を大事にして歌い続けてほしいと思いました。会場には30年来の友人で日野市在住の俳優の高岡健二さんも友情出演されました。(なんでも始めは歌手だったそうです)
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